氣功家@ノビーが四国88ヶ所遍路約1400kmを自転車で周る旅を随時アップしてます。
途中、本氣で死ぬかとおもったこともあったし、何度もブチ切れたけど、
やっぱりやってよかった。そう、心からおもう・・・

〜エピローグ〜願いをかなえてくれるのはお大師様ぢゃあない

13時7分。総距離約1400km(実際は、迷ったり寄り道も含めてたぶん1500km)を終えて、今、
瀬戸大橋を越えて、家路に向かおうとしている。

不思議と疲れはなかった。あるのは、何かをやってやったぜ!という達成感のようなものだった。

漫画『ドラゴンボール』のあるストーリーを思い出していた。
それは、カリン塔という高い塔に住むカリン様がもっている、
これを飲めば強くなれるといわれた『超聖水』を、
孫悟空が懸命にカリン様から奪い取ろうとする話だ。

追いかけても追いかけても、カリン様の身軽な動きに悟空はほんろうされ、ついていけない。

数日後、カリン様の動きを読んで、ついに『超聖水』を手にした悟空。
でも、飲んでみても何も実感がない。それもそのはず、『超聖水』はただの水だった。

『えっ、オラをだましたのか?』そう聞く悟空にカリン様はこたえる。
『ウソではない。その証拠にお前は前と比べて格段に強くなっているはずだ。
つまり、超聖水を手に入れようとしたこと自体が、お前がより強くなる過程だったのだよ』

細かいセリフは忘れたが、おおむねこんな話で間違いないはず。

88ヶ所全部まわれば、何か願いごとがかなうとおもう人がいるかもしれない。でも、
自分の願い事をかなえるのは神様でも仏様でも弘法大師でもない。自分だけだ。

だって、神様仏様弘法大師はみんなこの世にいないんだもの。
そして、わたしたちはこの世に生きているんだもの。

この世にいない人たちがこの世のことをどうこうすることなんてできるわけがない。
正確に言えば、あの世なんてあるのかどうかわからない。行ったこともないしね。

そんな私も自分なりに願掛けをして、まわっていた。自分や家族の将来のことを含めてね。
でも、今は願いを『かなえてもらおう』なんて考えていない。
この旅は、願いごとを自分でかなえる自分になるための旅路なのだ。

そして、今までの自分では不十分ならやっぱり心身を鍛えるしかない。
努力はいらない。必要なのは、始めたことを 最後までやりとおすことだけだ。

結果は確かに大切。しかし、それはたぶん『超聖水』と同じようなものだ。
プロセスさえ踏まなければ、ただの水さえ手に入れる1歩にもならない。

プロセスというのは始めたことをとりあえずは最後までやることだ。
でも、いったん最後までやりとおしても求めるものが手に入らないことだってある。

もし、自分が求めるものが手に入らなかったのなら、
違うプロセスをたどってみることも必要だろう。

一生かかっても手に入らないものもあるし、
単に時期が熟していないだけかもしれない。

でも、何であれ、本氣でほしいものなら、絶対に手に入れるさ。
それにはまず、自分がそれにふさわしい人間になるのが先だ。

(本当に、終わり)