第7日目:第27番札所〜第29番札所@高知 天氣:クソがつくほど快晴
午前5時前に目を覚ました私は、やっぱり朝方の海を見に行く。
しつこいが、海無し県で育った私は何度見ても飽きない。
しかし、昨日ムリして25km以上先に民宿まで強行したのがよかった。
最初の目的地、第27番札所神峯寺(こうのみねじ)へは、
宿泊した民宿からあと約5km。
行き戻りが同じ道を通るため、午前7時、民宿に荷物を置かせてもらって出発する。
やはり、自転車では上りきれない、急で蛇行する上り坂が私を待ち構える。
ここは通称『真っ縦』とよばれるほどの急勾配の坂らしい。後で調べて知ったんだけど。
しかし、『慣れ』とはおそろしいものだ。自転車でのぼれない坂も何度か経験済み。
むしろ、『この程度の坂では私は音をあげねぇぜ!?』と悪態をつきながら自転車を押して歩く。

午前8時前。第27番札所神峯寺(こうのみねじ)へ到着。

このお寺では、『神峯の水』と いう、石清水が湧き出ている。
もじどおり、『土佐の名水』といっていい。
基本、水の味にはうるさい(?)私だが、
ここの水はマジでうまい。
よし、ここを『ノビーが選ぶ日本名水百選』に指定しよう。

真っ赤な炎の不動明王像にちと迫力で圧される・・・
午前9時前。さて、第27番札所神峯寺(こうのみねじ)を後にする。
ここだけではないが、朝早い時間帯、人氣のない下り坂を
トップスピードで一氣に下っていくのはまっこと氣持ちいいもんだ。
昨日ムリしたため、今日ははじめから、第28番札所大日寺(だいにちじ)
⇒第29番札所国分寺(こくぶんじ)まで打ち止めにするつもりだった。
とはいえ、次の第28番札所大日寺(だいにちじ)までは約40kmもある。
でも高知ではこれが当たり前なのだ。
なぜなら、高知は面積が広い割に札所が16箇所しかないため、
必然的に札所間の距離が長くなってしまうからね。

それでも13時過ぎには第28番札所大日寺(だいにちじ)に到着。
実はここの奥の院には『大師のお加持水(かじすい)』といわれる
岩清水が流れている。
が、あまりお遍路さんには知られていないのか人氣はまったくない。
『高知県の名水40選』にも指定されてるらしいが、
個人的には、先の第27番札所神峯寺(こうのみねじ)の
『神峯の水』の方が全然イケる。
あくまで私個人の意見なのであしからずね。
あとは、次の第29番札所国分寺(こくぶんじ)で終わり。
距離にしてたったの(?)12kmだ。
予想以上に時間が余ってしまう。せっかくだからと、
大日寺より5km先にある鍾乳洞『龍河洞(りゅうがどう)』に行ってみることにした。
・・・しかし、ゆるやかな上り坂が延々と続く。なかなか先が見えない。
同じ上り坂でも、ゆるやかで距離の長いものと、
急勾配だが、距離は短いものとわかれるが、私は後者のほうが好きだな。
ちっとも 着きやしない。いい加減、イラついてきて、
『ちっとも着かねぇぢゃねぇか、バカヤロー!?』と悪態をまき散らかしながら走る。
たぶん、一番バチ当たりな遍路は私だろうな。
たった5kmのはずなのに、14時過ぎになってようやく到着。
予定では13時半には着いているはずだったのに。
でも、苦労して上ってきた甲斐はあった。
全長4kmのうち、見学できるのが1kmもある。
中の氣温は約15度。ひんやりする。
灼熱地獄で焼けた私の肌の熱も冷ましてくれる。
ついつい、自然が作り出した美しさに我を忘れてみとれる。
この感動、どこまで写真で伝わるだろうか・・・

15時過ぎに『龍河洞』を後にする。

次の第29番札所国分寺(こくぶんじ)までの道中にどうしても食べたいものがあった。
『遍路石まんじゅう』という、地元でも有名な、名物まんじゅうがあるらしい。
振り返ってみれば、それまでほとんどご当地名物を口にしたことがない。
別におすすめというわけではないが、いちおう紹介だけしておくね。
本当は1コだけほしかったが、16時前、私が行ったときは
5コセットでしか売ってなかった。
せっかくだからと、5コのセットを買うことにした。

すでに高知は南国市(なんこくし)に入っていた。
そして、最後の第29番札所国分寺(こくぶんじ)に到着。
お参りをすませて、やっと一息つくことができた。
今日はムリをしないはずだったのに、なぜこんなにシンドいんだ?
この旅は本当に、自分のおもいどおりに行かない旅だ・・・
まぁ、でもこれでやっと今日は終わり。
本日宿泊するビジネスホテルに着くやいなや、
さきほど買っておいた
『遍路石まんじゅう』を5コまるのみした。
さぁ、明日は坂本竜馬で有名なあの桂浜(かつらはま)に降り立つぜぃ!
(第8日目に続く)
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