第21日目:第81番札所〜第86番札所 天氣:雨⇒晴れ
残すところ、いよいよあと8つの札所を残すのみとなった。
愛媛に入った頃から、もうさっさと終わりにしたい、
さっさと埼玉に帰りたいそんな想いがめっちゃつのってきたものだ。
でも、いざ、その瞬間が近づいているのだとおもうと何だか感慨にふけっちゃう。
5時10分、出発。最初の目的地の札所までは約15km。
しかし、出発したとたん、雨が降りはじめた。
早朝、まだ陽が出ないうちの雨はかなりキケンだ。
というか、四国にきてから、雨にはよく降られるなぁ。
県道11号線から180号線に移り、白峰山に向かって上りに入っていく。
今さらながら、ギアを変速してみた・・・上れるぢゃないか!?
スピードは落ちるものの、1歩ずつ、着実に上に上がっていく。
なぜにもっと早くやらなかったのか。今まで押して歩いてきたのは何だったの?
とはいえ、蛇行する上り道が続く。ここを曲がったら着くのか、いや、ここか・・・
1つの曲がりを終えるたびに、期待すれども、また次の道が待っている。
でも、のこりあと少し。そんなに氣ばかりはやってもしょうがいないぢゃないか。

6時12分、上りの途中から見下ろした景色。
わかりづらいがこれでも霧で真っ白なのだ。
景色が鮮明なのは、デジカメのせいだ。

それから約25分間、ジグザグに上り続ける。
そして6時38分、第81番札所白峯寺(しろみねじ)に到着。
通り雨は今までに何度もあったが、雨の中着いたのはかなり久しぶりだ。
もしかして、第2日目の第12番札所焼山寺以来ぢゃあないのか?
7時ジャストに、白峯寺を後にする。次の第82番札所根来寺(ねごろじ)までは約8km。
しかし、先にも少しふれたが、霧が真っ白で10メートル先はまったく見えない。
ここで大型トラックなんかがよそ見運転なんかされたら・・・そんな心配が頭をよぎる。
ライトは当然点けていたとはいえ、夜道ならわかりやすいだろうが、
霧の中ではたして氣づいてくれるのか・・・氣づいてくれなければこちらはお陀仏だ。

しかも、いったん下りになったり、また上りになったりの繰り返し。
こういうのが実はけっこうこたえる。こたえるのを通り越して腹ただしくなる。
『(次の目的地の)ねごろ〜!!待ってろよコラ〜!!』と吠えながらチャリを走らせる。
いつもながら、この道中は、理性より感情が、というか、野性が先行する。

何だかんだで7時56分、第82番札所根来寺(ねごろじ)に到着。
約1時間弱、上り下りを走っていたわけだ。
この山門をくぐると、石段を降り、そしてまた上って本堂にたどり着く。
それまでの道沿いにある緑がめっちゃキレイだった。
モミジなので、紅葉のシーズンには寺全体が黄色に赤に映えるらしい。
そのとき、もう1回来たいと想う・・・またここに来るのか?

右は大師堂。本堂の写真は撮り忘れてしまった。
でも、もちろんちゃんと本堂まで行ってきたけどね。
8時半、根来寺を後にする。
次もまた約15kmの旅だが、ここは市街地に向かって山を下る。
だ
から、実際はもっと楽のはず。

途中から見た、高松市の景色だ。待ってろよ、ベイベー!

9時前には高松市内に入る。
9時54分、第83番札所一宮寺(いちのみやじ)へ。
本堂で、オバちゃんからソーダ飴をもらった。イェイ!!
ここからは市街地を走る。道自体は全然険しくはないが、途中からより雨が激しくなる。
昼メシもかねて、11時ごろ早めに休憩することにした。
ケータイの電池もなくなりかけていたので、ケータイショップで充電してもらって、
その間、讃岐うどんでも食べるとするか。
セルフサービスの店を選んで210円のかけうどんを注文した。
おもえば、四国に入って以来、讃岐うどんを食すのは今日でまだ2度目だ。
12時前には雨も上がって何もなかったように太陽が顔を出す。チェッ・・・
次の第84番札所屋島寺(やしまじ)までも約18km。

あれ!?屋島といえば・・・そうそう、源氏と平氏の戦いで
平氏方から『弓で射れるもんなら射ってみよ』と、
船上にかかげた扇を、那須与一が見事に射止めたあの『屋島の合戦』の屋島だ。
何、知らない?そんなヤツは日本史を小学生からやり直せ!!
残り約1.7kmというところで、いったん自転車を途中に置いて、歩道を行くことに。
以前は屋島ケーブルというのがあったが、現在は運行休止らしい。
屋島ドライブウェイは、そこは歩行者も自転車も通行禁止なのだ。
しかし、この歩道の険しさがまた・・・
前日、捨身が嶽でガケ道を登ってきたから『免疫』がついていたが、
そうでなかったら、またブチ切れていただろうな。

途中にある、『喰わずの梨』像。
弘法大師がノドが乾いて、道で出会った人に梨をくれとお願いしたとき、
その人がケチって
『これは食えない梨です』とウソをついてあげなかったら、
本当に食えなくなっちゃった、というそんな話があるらしい。

13時29分、第84番札所屋島寺(やしまじ)へ到着。

ロープウェイを使って、次の第85番八栗寺(やくりじ)へ向かう。

約10分後、ロープウェイ山頂に到着。
15時4分、第85番札所八栗寺(やくりじ)に到着。
左端にオジサンがいるが、この人も自転車でまわっているとのこと。
結局この人とは、最後の途中まで出会っては別れの繰り返しだった。

ちなみに、 この八栗寺まではロープウェイを使った。
そのロープウェイの運転手が一青ヨウ似の女性だったので写真を1枚お願いした。
どうせ、四国にいるのも、あと1、2日で終わりなんだ。恥もへったくれもあるかい。
『さいたまのハニカミ王子』な私も、知らず知らず、自分も厚顔になってたらしい・・・
まぁ、多少なりとも男は厚かましくなければならない。
女が厚かましくなるのは30歳を過ぎてからだ。

16時33分、第86番札所志度寺(しどじ)へ到着。
本来は今日で一氣に最後まで行ったる!そんな決意だったが、やっぱりムリだった。
まぁ、もしもの場合に備えて前もって宿の予約はとっておいたけど。
のこり2番をのこして、いよいよ明日、感動の結願(けちがん)のフィナーレを迎える・・・
(第22日目最終日に続く)
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