第18日目:第60番札所〜第64番札所 欽ちゃんに勇氣をもらってもやっぱり厳しい晴れ
午前6時10分、今日はちょっとだけ順番を変えてみることにした。
本来ならば順番どおりに第60番札所横峰寺(よこみねじ)へ行くところだが、
実は県道11号線沿いに第61、62、63番札所が接していており、
そこを通り過ぎていくことになる。
だから、まともに順番どおりに行けば、結局はまた同じ道を戻ってくることになる。
そこで、考えたのはこうだ。
いったん先に第61番札所香園寺(こうえんじ)に行く。
実はこの61番札所近くには、白滝奥の院という寺があり、
そこから山道がある。
通常は、歩き遍路なら、第60番横峰寺から次の第61番札所に向かうために下ってくるコースだ。
それを、逆に上っていき、そしてまた戻ってくる。こうなれば、最短の距離で行ける。
順番どおり第59番札所⇒第60番札所⇒第61番札所と進めば約50kmかかるところを、
第59番札所⇒第61番札所⇒第60番札所なら、約40km弱に短縮できる。
とはいえ、山道だから、当然自転車では行けない。
やはり、自転車を途中で置いて、歩くことになる。

そういうわけで、とりあえず午前6時57分、
第61番札所香園寺(こうえんじ)に到着。
何か、コンサートホールのようになっていて、
最初は場所を間違えたか、とさえ想った。
この中に本堂と大師堂が一緒にある。

・・・って、いいのかな、中も撮影しちゃって。
さて、これからの山道に向けて、腹ごしらえをしておこう。
昨日、ホテルでもらったオニギリを食す。
早朝、ひと運動しているからのオニギリはまた格別だ。
午前7時、香園寺(こうえんじ)を後にする。白滝奥の院に到着。
途中までは自転車を押して行けるが、あとは完璧な山道に入る。


今さらながら氣づいたのだが、木の幹に白いペンキが塗られている。
おそらく、お遍路さんが道に迷わないようにとの配慮だろう。
この山道だけで、片道10km弱はある。
しかし、山道はすでに慣れていたし、何より朝早いので想ったより氣持ちいい。

そんなこんなで、午前9時15分、第60番札所横峰寺(よこみねじ)に到着。
決してキツくはなかったけど、それでも1時間30分は歩き続けていた。
午前9時半、元来た山道を戻ってくる。

往復の途中にかんきつ類のスダチの木が生い茂っている。
四国はスダチの栽培が盛んで、道中よく目にしていた。
陽の光を浴びてとてもよく育っている。
じぃっと見てるとノドが乾いてくる。
・・・って、イカンイカン、『なんじ盗むなかれ』だ。
10時50分、白滝奥の院に到着。

この奥の院には滝がある。
不動明王像をはじめ、3体の像が滝を見守るようにしてたっている。
失礼をわびつつも、海水パンツ1枚になって浴びてきた。
でも、水は全然温かい。まるで私を待っていたかのようだ。
でもこの後、すっかり脱力してしまって、すっかりやる氣がなくなってしまった。
しょうがないから、
1時間ぐらい休憩する。
13時ぐらいになってから、氣をとりなおして出発。
街中の県道11号線沿いに走る。
2km、2km、3kmと隣接しているため、とんとん拍子に進んでいく。
ただし、午後になって、日差しがヤバイ。
山道もさることながら、街中を走るほうが日照りが激しく感じるのは私だけか・・・?

12時3分、第62番札所宝寿寺(ほうじゅじ)に到着。
すっごく立派な本堂なのに、写真だと何かみすぼらしく感じる。
オレってカメラの腕ねぇなぁ、と今になってちょっとガッカリする。

12時19分、第63番札所吉祥寺(きちじょうじ)に到着。
2頭のカワイイ象の像が出迎えしてくれた。・・・ってシャレぢゃないぜ。

12時55分、第64番札所前神寺(まえがみじ)に到着。
次の目的地までは約45km。今日はここで打ち止めだ。
なんだ、まだ13時前だし、もっと行けるぢゃあないかという意見もあるだろう。
確かに、今になってみればもっといけるところまで行ってもよかったなと想う。
しかしね、当時は午前中に一氣に距離をかせぎ、
午後はその日の氣分で進むことにしていたわけで。
逆に、午後もフルに走っていたら間違いなく熱中症にかかっていたはずだ。
最悪、
途中リタイヤしていた可能性さえある。
最後に、立ち寄ったスーパーでアイスクリームを買っていたときのことだ。
地元のオバちゃんから、『これから一番暑くなるからもって行きなさい』と
ペットボトルの氷水のお接待をいただいたのだが、
(実は今日はこれで終わりなんです)といえなかったのが心残りだった・・・
そんなこんなで、実は愛媛も明日で終わりなのだ。
そう、明日からは四国最後の『涅槃(ねはん)の道場』、香川に降り立つ。
(第19日目に続く)
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